武村土地株式会社

ディンプルキーとは、従来の鍵のようにギザギザの山がなく、キー表面に深さや大きさの異なる小さなくぼみ（ディンプル）を付けたキーです。何億通りものキーパターンが作り出せ、鍵の不正コピーはほぼ不可能なうえ、シリンダーも精巧に作られており、ピッキング対策に非常に有効とされています。

マンションの１階・２階に限らず、３階や４階、場合によっては10階のお部屋であっても、雨樋いを登るなどしてバルコニーへ侵入してくると言います。侵入しやすそうな塀や雨樋い、足場となりそうな段差には、可能な範囲で忍び返し等の防犯設備を設置し、侵入されにくい対策を行っています。

犯罪者が最も嫌うのが防犯カメラ。昨今では道路や駐車場など様々な場所に設置され、警察の犯罪捜査にも大いに役立てられています。当社では防犯カメラの設置による不法侵入やストーカーなどの事件を未然に防ぐ効果を狙って、各マンションに順次設置を進めています。

ピッキングでは解錠が難しい鍵の普及によって、侵入者はドリルで玄関ドアに穴を開け、そこから針金を差し込んで室内側の解錠ノブ（=サムターン）を直接回す「サムターン回し」という手口を編み出しました。これを防止する防犯サムターンを各戸に設置しています。

バルコニーの窓ガラスを破壊して室内へ侵入する手口は、今も昔も変わらず侵入犯罪の上位に入る侵入手段です。そこで、バルコニーへの侵入が容易そうな１階・２階のバルコニーの掃出し窓に、セキュリティーシャッターを設置。お出かけで外出される時や夜就寝時も安心です。

バルコニー前を中庭構造とし、外周にマンションと同じ高さのガラススクリーンを設置。採光に配慮しつつ、外部からの侵入を防止します。前の建物からこちらの室内が見えないので、プライバシー保護にも効果的です。

マンションエントランスを訪れた訪問者をTVモニターで確認し、お知り合いなら室内からオートロックを解錠。マンション内への不審者の侵入を防ぎます。また、オートロックではないマンションには、モニター付きドアホンを設置し、直接ドアを開けて応対しなくてよいので安心です。

侵入者は目立たないように、人目がつく所や明るい場所を避けて侵入を試みます。夜間、廊下や階段はもちろん、マンション外周にも可能な限り照明を設けて明るくし、路地の出入り口にも人感センサーライトを設置する等、暗闇や潜伏場所をできるだけ作らないようにして侵入されにくい環境作りを心がけています。